ゲームポータル「NetMarble」を運営している韓国CJ Entertainment ＆ Media（以下CJ E＆M）のゲーム部門CJ E＆M Gamesは2011年4月5日，韓国はソウルのCJ E＆Mセンターで2011年の戦略および新作の発表会を開催した。 この発表会でCJ E＆M Gamesは，同社が2013年までにグローバル総合ゲーム企業へと発展するために「開発スタジオ体制」を敷いたことを明らかにし，それを構成する5つの開発子会社と，それぞれが制作中の新作および，2011年中にサービスを予定している作品の情報を公開した。 なおこの開発スタジオ体制は，現在までにCJ E＆M Gamesが投資や買収によって確保した，AniPark,Lineage2 RMT，CJ GameLab，CJIG，Seed9 Games，Maius Gamesの5社で構成されている。これら開発会社がCJ E＆M Gamesのスタジオとして，技術交流によって開発力を強化しながら新作を制作していこうという戦略だ。 さて，CJ E＆M Games傘下の5社が開発中の作品は全11本,DQ10 RMT。以下会社ごとにご紹介していこう。 AniPark オンライン野球ゲーム「魔球魔球」（日本国内ではとしてゲームポットがサービスを行った）の開発元として知られるAniParkは，近未来の世界が舞台のFPS「Ground Zero」を，2011年の第3四半期に公開する予定。また魔球魔球の新バージョンとして，Unreal Engine 3の使用によって高いグラフィックスクオリティが期待されるリアル志向の野球ゲーム「魔球 the Real」を2011年末に公開する。さらに，11人vs.11人のチームプレイとマネジメントが楽しめるほか，カードシステムにも対応しているというオンラインサッカーゲーム「ChaGoo ChaGoo」も開発中だ。 Ground Zero CJ GameLab 2010年末にCJ E＆M Gamesに合併されたHope Islandは，同発表会で社名が“CJ GamesLab”となったことを明らかにした。 発表会では，新作FPS「Project RAW」と未来SFファンタジーMMORPGの「Project K」，栄螭颔猊俩`フとした武侠MMORPG「Project Y」,近未来の戦争都市を舞台にしたTPS「Hounds」，ブラウザベースのシミュレーションゲーム「Kingdoms」の5本を公開している。 ちなみにHope Islandは元々GameHiの開発子会社だったため，上記タイトルは名称こそ異なるものの，の記事を始め，の過去記事にもチラホラ登場していたりする。 CJIG CJIGは，2013年に公開を予定しているの“次世代版”となる新作MMORPG「Project P2」を発表。同作は，派手でスタイリッシュなアクションと革新的に進化したスキルシステムによる，強力な打撃感（バッサリ感？）を特徴としている。基本コンセプトは，時間と空間を超越した“SNSとMMORPGの融合”とのことだ。 Maius Games Maius Gamesは2011年下半期のオープンβテスト実施を目標に開発中のMMORPG「MONARCH」を公開。同作の舞台は中世ヨーロッパで，大規模な部隊戦争システムを特徴としており，英雄キャラクターや，「部隊招聘システム」といったシステムを実装して他作との差別化を試みているという。現存するMMORPGのなかでも最大規模の戦争コンテンツを準備しているというから楽しみだ。 Seed9 Games Seed9 GamesはG-Star 2010で初公開（）し好評を博した「魔界村オンライン」を，“名作アクション”というスローガンを前面に押し出して，2011年中にオープンβテストを行うと明らかにした。 同発表会で公開された11本の情報は以上。追って，CJ E＆M Gamesがパブリッシング予定の「Gunz2」「Special Force 2」などの，他社が開発する新作ゲームの情報をお伝えする予定なので，こちらもお楽しみに。
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