2013年1月25日金曜日

パンツなんて,なくなればいいのに。「放課後ライトノベル」第72回は『パンツブレイカー』であらゆるパン

 寒い! おんもに出たくない!  そういうわけで休日は家にこもってゲームしたり,ライトノベルを読んだりと,プチ引きこもり生活を送っているわけですが,僕もいい大人なので,いつまでもそんな甘えた生活をしてはいられない。そこで,たまには寒くても外に出て見聞を広めようじゃないかと,先日は子供たちに混じって「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX」を見てきました。  やっぱヒーロー同士の共演は燃えるよね。テレビ絶賛放映中のフォーゼもいいけど,前作のオーズも輝いている。平成ライダーの大半は,普段何をやって生計を立てているのかよく分からないことでおなじみですが,その中でもオーズの中の人,火野映司といえば,ディアブロ3 RMT,「少しの小銭と明日のパンツさえあればいい」と豪語する,平成ライダーで最もフリーダムな男。映画でも後輩のライダーに向かって,明日履くパンツの重要性について熱く語っておりました。  しかし,そんな明日の象徴であるパンツを消してしまう能力が存在したらどうする!? ……そんなワケの分からない能力あるはずないだろと思った皆さん,それがここにあるのだ。というわけで今回の「」は,一迅社文庫から出ている『パンツブレイカー』をご紹介。タイトルから内容の九割が想像できそうなんだが大丈夫か,これ!? 『パンツブレイカー』 著者:神尾丈治 イラストレーター:丸ちゃん。 出版社/レーベル:一迅社/一迅社文庫 価格:620円(税込) ISBN:978-4-7580-4271-0 ●閃光と共に最強の異能が暴威を振るう!  「ギフト」,DQ10 RMT。それは,かつては魔術や超能力として扱われていた,従来の概念を超越した能力のことだ。ギフトの存在が科学的に証明されてから,まだ日が浅く,ギフトを持った子供たちは物珍しい存在として,周囲から好奇や嫌悪の視線を向けられてきた。そのような子供たちを救うために造られたのが,日本近海の孤島に建てられ,部外者は完全にシャットアウトされた国立醍醐学園だ。  その学園に新たに転校してきたのが,本作の主人公?汐正幸(うしおまさゆき)。学園に向かうヘリの中で,「俺に不用意に近づくな!!」とか「とんでもないことが起こる……わかっているはずだ」などという意味ありげなセリフを,かっこつけたポーズで言い放つ正幸。何やら危険な匂いのする男である。  正幸が妹の美幸(みゆき)と共に醍醐学園のある島に上陸した直後,彼らはギフトを暴走させた少女,サンダー
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